蜜の味〜A Taste Of Honey〜 最終話
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TCエンタテインメント
(2012-03-28) |
「蜜の味〜A Taste Of Honey〜」(フジテレビ系列木曜劇場ドラマ。大石静香脚本)がいよいよ最終回を迎えた。叔父と姪という世間からは認められない愛を貫き通し、二人で生きていくことを決めた雅人(ARATA)と直子(榮倉奈々)。二人の行く先に未来はあるのか。
最終回は、困難にぶつかりながらも二人で寄り添いながら生きていく雅人と直子の姿がたくさん見られてよかった。「池澤先生」という呼び方は変わらなかったけど、すっかり8年前の雅兄ちゃんと直子になっていて、お互いを思いやる二人の優しい笑顔に心が和みました。「寒いから気をつけて」「お疲れさま」と雅人に微笑みかける直子の姿はとても可愛く、雅人がいとおしく感じるのがよく分かります。また、形式上結婚は出来なくても、雅人が二人の関係を「夫婦」として考えていることがしっかりと分かったのもとても心強くよかった。二人を見ていると仲睦まじい本当の夫婦に見えます。
そんな二人の姿を見ると、雅人には直子のような素直で優しい女性が合うのだなとしみじみ思います。そして直子がいなかったとしても、雅人と彩はうまく行くはずがなかったとも思います。家を決める場面で、「池澤先生に相談してからと思って」と直子がまだ決めていないことを告げると、雅人は「直子がいいならいいのに」と言います。結婚の準備を何もかも一人で決めてしまう彩に不信感を抱き「突っ走らないでほしい」と訴えていた雅人。とても対照的でした。彩には雅人に対する思いやりの気持ちが終始感じられませんでした。一方、直子は常に雅人を思いやり、雅人のことを労っている。彩は、直子の残酷な一途さ、理性を超えた純粋さに負けたと言いますが、彩の雅人に対する思いやりのなさが、彩が直子に負けた大きな敗因だろうと改めて思います。
お互いの将来を潰してしまったかもしれないと、厳しい現実を突き付けられて弱気になる直子。そして、世間の冷ややかな態度にくじけて別れてしまうのではないかと思うくらい、一時二人の関係が危ういと思われる場面もあり冷や冷やしました。しかし最後は、母親の病気に直面したことによって、身内を捨ててまでも雅人と二人で生きていく厳しさの本当の意味を理解した直子が、「二人なら大丈夫だよ。私には何より大切な池澤先生がいるから。二人の愛に自信を持って生きていけば仕事も必ず見つかる」と雅人を励ましたのはとてもよかったです。雅人も、直子が二人で自信を持って生きていくと心新たに決意を固めた姿を見て安心した様子が伝わってきました。
雅人の気持ちが直子に傾くきっかけを作ってしまった彩だったけど、自信をなくし、二人で生きていくことに迷いそうだった直子に渇を入れ、厳しく諭したのも彩だった。格好いい彩で終わってよかったです。でもやっぱり、もうちょっと可愛げがあってもいいのになあと思ってしまうのでした。
どこを以て「あっぱれな結末」と考えるかは個人によって捉え方が異なるので、何とも言えませんが、私はちょっと物足りない気がしました。やはり、実は血がつながっていなかった!というくらいのインパクトがあってもよかったかなあと。欲を言えば、続編等でもっと幸せになっている雅人と直子を見たいけど、そうなると面白くならないのかな。
ARATAをこのドラマで初めて知ったという人が多いようです。2012年から本名の「井浦新」で活動するそう。その理由として、「三島由紀夫さんを演じてその思想を肌で感じ、エンドロールで三島さんを演じた役者の名前がアルファベットで表記されるのは美しくないと思いました」と語っています。(→俳優ARATA改め本名「井浦新」に)彼らしい格好いいコメントだなと感じました。その主演映画、「11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち」観たいです。2012年はNHK大河「平清盛」も始まるので、更なる活躍にますます期待。あと、「モリのアサガオ」を見逃してしまったのでいつか見てみたいです。
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