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それでもボクはやってない

通勤電車内で痴漢に間違われた一人の青年。容疑を否認するも、起訴・裁判となる。法廷で無実を訴え続ける青年と、それを支える家族・友人・支援者そして弁護士たち。日本の裁判の現実に愕然とする。前作「Shall we ダンス?」から10年、周防正行監督がじっくり時間をかけて重く深いテーマをリアルに描いた作品。


映画が進むにつれて、「どうしてそうなるの?!」という気持ちがどんどん大きくなるばかり。そして、疑いを晴らすことの難しさを突きつけられ、怖くなって しまう。「運が悪かった」では決して済まされないことなのに、無実を認めてもらえない現実。もし自分の家族が主人公のようになったら、と思うとぞっとす る。

「疑わしきは罰せず」が当然のことかと思っていたのに、無罪を出すことは警察・検察を否定する、つまり国家に楯突くことだ、というこ とを知り愕然とした。泣き寝入りしている女性も多い中で、痴漢は決して許されない行為だけれど、無実の人が有罪になり、本当の痴漢は捕まらずのうのうと暮 らしているというのは本末転倒だと思う。裁判員制度が導入されたことで、このような痴漢冤罪にも影響が出るのだろうか。いい方向に向かってくれることを願 います。

加瀬亮大森南朋が出ているということで、ずっと観たかったのですが、やはり二人ともとても良かったです。主演の加瀬亮は、私の中で完璧でした。感情の一つ一つがリアルで、なんとも言えないもどかしさが胸に突き刺さりました。大森南朋は 最初笑ってしまいました。加瀬亮演じる徹平を最初に取り調べる刑事役なのですが、いわゆるヤクザな刑事で、その投げやりな言い方や立ち居振る舞いが大森南 朋に合ってる様で合ってない様な… しかし、徐々にはまってきて、その変化が面白かったです。風貌も髪の分け目がおじさんぽかったり、でも裁判のときは ちゃんとした身なりをしていて… そういう細かいところで大森南朋は楽しませてもらいました。

その他にも、味のある俳優がたくさん出ていて、それだけでもとても見ごたえがあります。中でも一番良かったのが、正名僕蔵。 この人は変質者の役でしか見たことがなく、アクの濃い俳優だなあと前から気になっていたのですが、この作品では「刑事裁判の使命は無実の人を罰してはなら ない」と言い切る一人目の裁判官の役でした。ずっとこの人が裁判官だったら徹平も無実になっていたかも、と思わせる演技には静かな正義感を感じました。今 までのイメージとはまったく違う演技で、俳優ってすごいな、と思った瞬間でした。

いろいろな意味で楽しませてくれた作品です。観てよかったです。

ちょうど、同じ痴漢冤罪を扱ったドラマ「誰かが嘘をついている〜有罪率99% 家族はあなたを信じてくれますか?〜が、10月6日に水谷豊主演で放送されるようです。時間があったら見てみようと思います。


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COMMENTS

posted by iyoko  at 2009/11/01 19:36
nagisakoコメントありがとう!
遅くなってごめんなさい!
本当歯がゆいよね…
人の人生が一瞬でどん底に一転するのが本当怖い。
しかも無実なのに…
そうそう、加瀬亮ははまり役だったよね。
裁判のときの冷静でいられなくなる演技とか、とても自然でよかったな。
posted by nagisako  at 2009/10/09 21:57
お久しぶり♪
この映画、私も去年見たよ〜!
歯痒くって、イライラしながら見ていたよ。
冤罪って、本当に怖い事だよね。

加瀬君はすごくナチュラルで、ハマっていたね。
本人か・・・って位に(笑)





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