2007.08.15 Wednesday 23:23
パスポートスタンプマニア
かなりのページを飛ばして押されてしまったり(今回は「追記」欄に押されてしまった)、毎回意表を衝かれた押し方に一喜一憂してしまう。「あり得ない〜」と口では言いつつも、それがかえってツボに来て楽しんでいる自分。
お国柄が出るのか、日本はちょっとのスペースを見つけてはそこにきっちり収めて押す傾向にあるとおもう。そんなにつめて押さなくてもいいのにな、といつもおもう。私としてはページがどんどんスタンプで埋まってほしいので、結構がっかりしてしまう。
今回の旅行で楽しみだったのが、ウィーンからプラハへ鉄道で移動するときのパスポートチェック。鉄道で国境を越えるのは初めてだったので、どんな風になるのか期待は高まるばかり。
「Passport please」と係の人がやってくる。日本の鉄道での乗車券チェックと同じ流れ。どきどきしながらパスポートを見てみると、アムステルダムのスキポール空港で押されたときのスタンプの飛行機の絵が汽車の絵に変わっていた。それだけの違いなのだけど、それがかえってシンプルでかわいい…
同じコンパートメントに外国の女性二人組がいて、彼女たちはどうやらEU圏内の人らしい。EU圏内の移動はパスポートにスタンプは押されないらしく、彼女たちは「スタンプ押して」とわざわざ頼んでいた。その光景がとてもほほえましく、「うんうん、やっぱりスタンプほしいよね〜」と心の中で大きく頷き、彼女たちとパスポートスタンプの楽しみを密かに共有できたようでちょっと嬉しかった。
そういえば、今回はじめて知ったのだが、EU圏内の移動でパスポートにスタンプが押されないのは、飛行機の場合も同じ。今回は航空会社のトラブルでアムステルダム経由でウィーンに入ったのだが、ウィーンに入るときは何も押されなかった、というか、入国の手続き自体がなかった。同じEU圏内とは言え、あまりにも簡単に入国できてしまってちょっとびっくりしたくらい。パスポートスタンプマニアとしては、国を渡る度に押してほしいなあと思ってしまうのであった。
ついに、2007年夏旅行が終わってしまった。本当に楽しい13日間だった。旅行っていいなとしみじみおもう。特に、海外に渡って、自国以外のものに触れるということはこの上なくわくわくする。学生のときに知り合った尊敬してやまない先輩は、「借金してでも海外旅行は行った方がいい」といつも言う。海外に行くたびに、先輩の言葉を思い出し、本当にその通りだとおもう。次に行きたい国はスペインとポルトガル。それに向けて来年もがんばります!

▲空路でのオーストリア出国時のスタンプ。汽車が飛行機に。
<余談>
日本のパスポートスタンプはと言えば、グラフィックデザイナー原研哉の著書「デザインのデザイン」における、ごく身近なもののデザインを一から考え直すという「リ・デザイン」の話を思い出した。原研哉は、今では「ピタゴラスイッチ」でおなじみのメディアクリエーター佐藤雅彦に「出入国スタンプ」のリ・デザインを依頼。出入国を○と△で表すシンプルで機能的な日本の出入国スタンプ。そこに、人々の心を和ませる工夫を凝らせないかと原氏は佐藤氏に相談を持ちかける。そこで出来上がったのが、飛行機の向きで出入国を表すスタンプ。出国が左向きで、入国が右向き。細長い飛行機の車体の中にDEPARTED/ARRIVED、日本国、そして日付が組み込まれている。その可愛らしい飛行機デザインの出入国スタンプに、きっと多くの人が心踊らされるだろうとおもう。原氏も述べているように、日本に来た外国人たちはもちろん、日本国民たちも『あ、日本てちょっとやるな』というポジティブ認識が生まれるって、なんかいい。このスタンプだったら、どんどん海外に行きたくなってしまうな。興味のある方は是非一読をおすすめします。
デザインのデザイン / 原研哉著. - 東京 : 岩波書店, 2003
***********
15 AUG 2007
成田到着→帰宅
お国柄が出るのか、日本はちょっとのスペースを見つけてはそこにきっちり収めて押す傾向にあるとおもう。そんなにつめて押さなくてもいいのにな、といつもおもう。私としてはページがどんどんスタンプで埋まってほしいので、結構がっかりしてしまう。
今回の旅行で楽しみだったのが、ウィーンからプラハへ鉄道で移動するときのパスポートチェック。鉄道で国境を越えるのは初めてだったので、どんな風になるのか期待は高まるばかり。
「Passport please」と係の人がやってくる。日本の鉄道での乗車券チェックと同じ流れ。どきどきしながらパスポートを見てみると、アムステルダムのスキポール空港で押されたときのスタンプの飛行機の絵が汽車の絵に変わっていた。それだけの違いなのだけど、それがかえってシンプルでかわいい…
同じコンパートメントに外国の女性二人組がいて、彼女たちはどうやらEU圏内の人らしい。EU圏内の移動はパスポートにスタンプは押されないらしく、彼女たちは「スタンプ押して」とわざわざ頼んでいた。その光景がとてもほほえましく、「うんうん、やっぱりスタンプほしいよね〜」と心の中で大きく頷き、彼女たちとパスポートスタンプの楽しみを密かに共有できたようでちょっと嬉しかった。
そういえば、今回はじめて知ったのだが、EU圏内の移動でパスポートにスタンプが押されないのは、飛行機の場合も同じ。今回は航空会社のトラブルでアムステルダム経由でウィーンに入ったのだが、ウィーンに入るときは何も押されなかった、というか、入国の手続き自体がなかった。同じEU圏内とは言え、あまりにも簡単に入国できてしまってちょっとびっくりしたくらい。パスポートスタンプマニアとしては、国を渡る度に押してほしいなあと思ってしまうのであった。
ついに、2007年夏旅行が終わってしまった。本当に楽しい13日間だった。旅行っていいなとしみじみおもう。特に、海外に渡って、自国以外のものに触れるということはこの上なくわくわくする。学生のときに知り合った尊敬してやまない先輩は、「借金してでも海外旅行は行った方がいい」といつも言う。海外に行くたびに、先輩の言葉を思い出し、本当にその通りだとおもう。次に行きたい国はスペインとポルトガル。それに向けて来年もがんばります!

▲空路でのオーストリア出国時のスタンプ。汽車が飛行機に。
<余談>
日本のパスポートスタンプはと言えば、グラフィックデザイナー原研哉の著書「デザインのデザイン」における、ごく身近なもののデザインを一から考え直すという「リ・デザイン」の話を思い出した。原研哉は、今では「ピタゴラスイッチ」でおなじみのメディアクリエーター佐藤雅彦に「出入国スタンプ」のリ・デザインを依頼。出入国を○と△で表すシンプルで機能的な日本の出入国スタンプ。そこに、人々の心を和ませる工夫を凝らせないかと原氏は佐藤氏に相談を持ちかける。そこで出来上がったのが、飛行機の向きで出入国を表すスタンプ。出国が左向きで、入国が右向き。細長い飛行機の車体の中にDEPARTED/ARRIVED、日本国、そして日付が組み込まれている。その可愛らしい飛行機デザインの出入国スタンプに、きっと多くの人が心踊らされるだろうとおもう。原氏も述べているように、日本に来た外国人たちはもちろん、日本国民たちも『あ、日本てちょっとやるな』というポジティブ認識が生まれるって、なんかいい。このスタンプだったら、どんどん海外に行きたくなってしまうな。興味のある方は是非一読をおすすめします。
デザインのデザイン / 原研哉著. - 東京 : 岩波書店, 2003***********
15 AUG 2007
成田到着→帰宅
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